当研究会の概要

広島県初の首相を務めた元帥海軍大将加藤友三郎を研究する「加藤友三郎元帥研究会」のページです。ワシントン軍縮会議全権や呉鎮守府司令長官等も歴任した加藤の事績研究の為、懸賞論文の募集や関連資料の収集などを行っていきます。

入会ご希望の方は、こちらをご覧ください。

会長挨拶

「いま名将に学ぶ」

このたび呉と東京の青壮年の有志が中心となって、広島県が生んだ元帥海軍大将、第8代呉鎮守府司令長官であり、そして第21代内閣総理大臣も務めた加藤友三郎を学術的な研究を通じて勉強していこうという会が発足しました。

今の日本では、加藤元帥をご存知ない方、または、その歩みはよく分からないという方がほとんどではないでしょうか。

しかし加藤元帥の人柄、能力、手腕は、軍縮などを協議した1921、22年のワシントン会議において欧米メディアから、立派な政治センスを持つ提督を意味する「アドミラル・ステイツマン」と絶賛されたほどであり、まさに世界に冠たる日本人でありました。彼のリーダーシップや決断力、戦略的思考を研究することには極めて現代的な意義もあると考えます。

ワシントン条約締結後に現役中将の9割を予備役に編入し、海軍兵学校の新入生を前年度の3分の1以下にしたところなどがそうです。今の日本の大企業で新卒採用を抑制する経営者はいても、親しい先輩後輩あるいは同期である取締役を総とっかえできる経営者はなかなかいないでしょう。出身母体の海軍より国の利益を最優先した視点と実行力は、今こそ日本に求められている点かも知れません。単なる平和主義ではない、徹底したリアリズムに凄みを感じます。

おかげさまで平成28年10月末に多くの方々に見守っていただくうちに、研究会をできました。今後、加藤元帥の功績をあらためて知り、たたえることのみならず、批判的な視点も含め研究していきます。例えば加藤元帥を切り口にして国際政治学、経営学、哲学、リーダーシップ、実学などに範囲を広げ、勉強会や講演会を開催する中で、自らが勉励し自己研さんを積みます。さらには日本全国の次世代のリーダー育成につなげていきたいと考えています。

戦時では日本海海戦の参謀長として采配を振るい、そして平時では政治家として大活躍されたその歩みから現代の私達が学ぶべきことは多くあるのです。

加藤友三郎元帥研究会会長 大之木小兵衛

理事・賛同人

理事

役職 氏名 所属
会長 大之木小兵衛 ㈱大之木ダイモ代表取締役社長
副会長 小松義人 ㈱小松薬局代表取締役社長
副会長 拳骨拓史 作家。主な著書に『兵学思想入門-禁じられた知の封印を解く』ちくま新書、『日中韓2000年の真実』扶桑社新書
監事 糸谷博之 ㈱中国防災管理協会代表取締役
監事 太刀掛祐之 亀山神社宮司
顧問 勝山拓 呉水交会会長
顧問 竹川和登 広瀬産業㈱取締役
顧問 加藤健太郎 加藤友三郎元帥玄孫
理事 平間洋一 元・防大教授、呉市海事歴史科学館運営諮問委員会委員長。主な著書に『第一次世界大戦と日本海軍 外交と軍事の連接』慶應義塾大学出版会
理事 松下泰士 三菱電機㈱顧問
理事 山本一洋 山本造船㈱代表取締役
理事 勝目純也 東郷会常務理事、(公)三笠保存会評議員。主な著書に『日本海軍の潜水艦』大日本絵画
理事 海生知亮 海生建設㈱常務取締役
理事 齋藤義朗 長崎県文化振興課主任学芸員。主な共著に『軍港都市史研究Ⅲ 呉編』清文堂

賛同人(順不同・敬称略)

前川清 武蔵野学院大学名誉教授、元防衛研究所副所長。主な著書に『ドゴールとナポレオン その政戦略・リ−ダ−シップ・能力開発の研究』PHP研究所
杉之尾宜生  元・防衛大学校教授。主な共著に『失敗の本質-日本軍の組織論的研究』ダイヤモンド社
影山好一郎 元・帝京大学・防衛大学校教授。主な共著に『日本海軍史の研究』吉川弘文館
田内浩 (公)水交会 副理事長、東郷会 副会長兼理事長
夏川英二 元・ライオン㈱ 常務執行役員。主な著書に『遙かなり帝国海軍の提督達』私家版
堤明夫 元・防衛大学校教授。主な論文に『日本海軍における丁字戦法に関する一考察』銃砲史研究第378号
池田明史 東洋英和女学院大学学長
中西昌武 名古屋経済大学経営学部教授
喜多義人 日本大学法学部准教授。主な共著に『日英交流史1600‐2000(3)軍事』東京大学出版会
福本出 ㈱石川製作所 取締役東京研究所長
渡邊裕鴻 日本海軍戦史戦略研究所副所長。主な著書に『山本五十六戦後70年の真実』NHK出版
倉松中 青山学院大学国際政経学部准教授。主な論文に『1920年代の海軍軍縮会議とその影響』
崎津寛光 日蓮宗 浅草 寿仙院 住職、全国ソロモン会 常任理事
笹幸恵 ノンフィクション作家。主な著書に『女ひとり玉砕の島を行く』文芸春秋
久野潤 帝国海軍軍艦慰霊顕彰会 会長。主な著書に『帝国海軍の航跡』青林堂